プラセンタ商品を探すとなると気になるのは原料は何か、ということです。もちろん胎盤なのですが、どの動物の胎盤なのか、それによってどんな差が生まれるのかは気になりますね。
もっとも一般的に使用されるのは豚のプラセンタです。多産であること、また食肉用などに育成されるため入手がしやすいことが大きな理由です。
とくにSPF豚という病原体を持たない健康な豚を原料としたものは、抽出する際に滅菌加工の処理が少なくて済むため、成分を損なうリスクが減ります。一般的な豚由来の製品の約三倍の効果があるとされています。
馬のプラセンタは少量でも効果が高く、またアレルギーを起こしにくいことで知られています。年に一度一頭ずつしか出産しないため、コストの高い原料である事は否めませんが、多くは北海道産のサラブレッドのものを使用しているため安全性への信頼が高いというメリットもあります。
羊のプラセンタは人のそれと近いため最も効果があるとされています。しかしあまり一般的ではありません。国内生産は殆どないため、品質管理の厳しく効果の高いプラセンタのみが輸入されるのですが、それだけコストも高いのが現状です。
どの場合も一長一短があります。何を最も重視するのかをよく考えて選びましょう。プラセンタは品質が良いものほど本当に多くの栄養素を含むため、あれこれと多くのサプリメントを飲む必要はありません。ですので値段が高い=財布に負担……とは言い切れない面もあります。